第18話(スイススキーのドジ旅)
いつも乗り継ぎで安いチケットを買うがこのとき、ややリッチで、直行便のスイス航空でいざスイスへ。
飛んですぐ出るドリンク、いつもはジュースなのだが、なぜかこのときワインの小瓶があり酒飲みの俺はこれをオーダー同席の友も同じく。
もちろんデナーの時も、そして食後と寝酒、さらにトイレに立とうと肘掛けをつかんだら間違ってスッチーコールボタンを押したら、あの飲んべえまだ飲み足りないのかと気を利かしてワイン二本をもってくる。
すでに飲まなくなった友人のぶんを含め8本、大酒を飲んで長く座っていたのでこれで痔になってしまった。直行便なので座りっぱなしというのもたたった。
スキーはスピードを出して回転するのに腰をバネにする。もちろんおしりにも力がかかる。痛いのでガニマタのスキーになってしまう。
たまりかねて痔という言葉を辞書で調べ、クスリやへ。店にはオバサンと娘がいた。スイスはブスが多いが目の覚めるような美しい娘だ。痔の話などこの人とやりたくないと思ったがオバサンは他の人と話し中、やむなく娘に。
ところが痔のクスリは何種類もあるそうでどの部分に、どんなふうにと具体的に尋ねてくる。 スキーでふんばるとおしりの穴からイボが出てくる、なんてことをランゲージトラブルでいえない。
それでこれを奇妙なジェスチュヤーでやったが娘に大笑いされるし、さんざんだった。
第二話 クスリ屋へ又行くはめに!
翌年再びツェルマットへ行ったが機内で長時間座っていると腰が痛くなるので今回、ホッカイロを腰に当てていた。しかし飲んべえのサガ、また飲み過ぎ寝込んでしまう。腰のホッカイロが過熱しているのも知らずに。
結果は低温やけど、宿でシャワーのたびにヒー。たまらず例の薬屋へ。娘は去年の事を覚えていたらしく、今度はどうしましたかと、愛想がいい。