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もみの木山荘オーナーの自分史。イジメられっ子からガキ大将へ。あだ名はガキ大将アク(悪)

もみの木山荘オーナーの失敗談「トホホ物語」。旅がやりたくて脱サラ、ど素人がペンション経営 もみの木山荘作るまでの・・・!

宮城蔵王貸切ぺンション「もみの木山荘」オーナーの真実の話を掲載しています。

もみの木山荘オーナーの写真館。山と高嶺の花、旅のエッセイ写真集です。

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トホホ物語

トホホ物語

 第5話 ビデの失敗
[ No. 5 ]

シャモニーへ行ったときの事である。
ここはフランス、モンブランの登山口だ。ここのインフォメーションセンターは駅の近くではなく町中にある。宿を探す。

夏は山、冬でもスキーで有名なリゾート地で宿も高い。それでもやや古いがシャワー付きで安い宿があった。

部屋に入るとシャワーのほか、小型の便器?があった。シャワー、トイレ付きでこの値段と、よろこんで小便をする。 その便器は小型ながら局部を洗うお湯がノズルで出る。

やがて大便もやりたくなり、この便器をよく観察すると、どうしてもウンコをしたら流せるほど大きい排水口ではない。

そしてこれは便器ではないな?と気がついた。お楽しみのあと、あそこを洗うだけの専用ビデなのだ。はたして廊下には立派な便器をそなえた共用トイレがあった。

大をやっていたら、つまって水があふれ出ていただろう。あぶないところだつた。

でも女性に中には、洗いながらオシッコする人もいるだろう、と勝手にきめてそれからも小便には使わしてもらった。ナイショナイショ!

トイレもない部屋なのに愛の補助道具など普通の安宿についている、フランスという国の生きざまを感じた。まだ外国の旅に慣れていない初めの頃の失敗でした。