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もみの木山荘オーナーの自分史。イジメられっ子からガキ大将へ。あだ名はガキ大将アク(悪)

もみの木山荘オーナーの失敗談「トホホ物語」。旅がやりたくて脱サラ、ど素人がペンション経営 もみの木山荘作るまでの・・・!

宮城蔵王貸切ぺンション「もみの木山荘」オーナーの真実の話を掲載しています。

もみの木山荘オーナーの写真館。山と高嶺の花、旅のエッセイ写真集です。

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写真館

 エッセイ トルコの印象と感動
[ No. 8 ]

t1

トルコへ
その旅の動機は
カッパドキア
奇岩 奇景に惹かれた旅
しかしカルチャーショックを
受けた 心の旅だった

t3

東と西の文明が混ざり合い
繁栄していたイスタンブール
美しく壮大なモスク(寺院)
王族の数々の財宝
その富と地位を守るため
命を絶たれた王の弟たち
地中海の温暖な気候と
豊潤な大地
でもなぜか私の心に響かない

t4

小さな露店でわずかばかりの
焼き栗を売る人
さらに貧しく立ち売りで
ミヤゲを売る老婆
そのわずかばかりの値段
まけさせようとする
ブランドバッグを持った豊かな人たち
悲しい気持ちで
イスタンブールを後にする

t5

東へ行くにつれ
荒涼とした大地が広がる
粗末な日干し煉瓦で作られた
小さな家がぽつんとある
少女が薪を割る父を
見ている

t6

土で出来た羊のエサ入れ
鶏が自由に走り回る
ほっとした雰囲気が
薪を割るおとこは
人なつこく笑い
家に招き入れてくれた

t7

部屋は床が無く土間
家具はなくわずかばかりの衣類と
粗末なベット
そして炊事兼用のストーブ
でも今幸せという男の笑顔が
握手してわかれる

t8

カッパドキア
一つの場所ではなく
それは広大な地域
不毛の大地
荒涼とした谷を降りる

t9

ひとけのない
迷路のような道を
今まで見たことのない
異星のせかい

t10

でも人の営みのあと
岩山の城壁が
小鳥もいない
静寂の世界
観光から
はずれた孤立の世界

t12

一つの部屋から
昔そのままの眺望が
しかし別の世界が
この眺望もない
隠れた地下の町

t13

このあたり
そっと隠れすみ
異教徒の迫害を逃れ
狭苦しい
地下で息を潜め
それでも信仰に生きた人々

t14

地下七階にもおよぶ
入り組んだ洞穴と部屋
それでも火をたきすすけた壁の
生活のあと
苦しい閉ざされた空間
それでも信仰に生きた人々
キリストの 愛に生きた人々

t16

未だ暗い朝のしじまをやぶり
モスクの塔から
朗々とひびく お祈りの声
一日五回も 祈りをささげ
酒も飲まず 断食までする
信心深い イスラム教の人たち
一部を除き 私たち 信仰は
葬式のセレモニーと化した
ものが豊かになれば
心が貧しくなるのだろうか
ミヤゲを値切る人が 重なって見えた

t17

繊細な 少女が
自分の化身のような
じゆうたんを織る
そのしなやかな
指でこそ出来るじゅうたん
数年がかりで織り上げ
少女時代を燃焼する

t18

人の気配で手をやすめ
しかしそのひとみは
なにかさびしそう
精魂込めて織り上げた
そのたから
冨のあるだれかに
わたる宝の織物